麻(ヘンプ)のトイレットペーパーが世界を救う

トイレットペーパー

環境問題をテーマに情報発信をしているWebサイト「Intelligent Living」が、大麻製トイレットペーパーの普及を呼びかけています。

以下にその記事の翻訳を紹介します。

産業用に栽培された麻(大麻,ヘンプ)は、非常に多くの用途で利用することが出来ます。麻は環境にやさしく、肥料や農薬を使用する必要がありません。
わずか70日で収穫でき、プロセス全体で必要な水の量も少なく、土壌の栄養素を再調整する力があります。その繊維は、トイレットペーパーなど大量の材料が必要な生活品に対して最適です。

環境に優しい麻は、優れたトイレットペーパーになります。
麻の繊維は無臭で、カビや他のいくつかの真菌に耐性があり、肌にやさしい抗菌および抗真菌特性を持っています。
麻で作られたトイレットペーパーは柔らかく、耐久性があり、重量の4倍もの吸収力があります。

通常のトイレットペーパーよりもヘンプトイレットペーパーを製造する方が、製造工程で使用するエネルギーと化学薬品が少ないため、安価です。通常のトイレットペーパーは木の繊維を分解するために強い化学物質を必要としますが、麻では必要としません。
現在、伐採された樹木の35%が紙になります。埋立地のすべての固形廃棄物の4分の1はパルプおよび製紙工場からのものです。
米国では、1人あたり年間平均50ポンドのトイレットペーパーを使用しており、そのためパルプと紙の生産がすべての有毒空気廃棄物の20%を占めています。さらに、1トンの紙は20,000ガロン(76,000リットル)の水を汚染します。
それに比べて、麻のトイレットペーパーは、他のどんなトイレットペーパーよりも自然界で分解される生分解性が高いのです。

麻でトイレットペーパーを作れば、大量の樹木伐採によって森林を破壊することがなくなります。
トイレットペーパーは植物のセルロース部分のみを必要とします。木のセルロース分は30%ですが、麻は85%がセルロースです。
1エーカーで10トンの麻を栽培できるので、樹木と比較して、エーカーあたり4倍の量の材料(セルロース繊維)を生成します。
さらに、麻は木よりはるかに速く成長します。木は収穫してトイレットペーパーに加工できる状態まで成長するのに数年かかりるため、多くの森林を伐採する必要があります。一方、ヘンプは70日しかかかりません。

環境保護論者が代替案として麻の使用を提唱していることは理にかなっています。
麻のトイレットペーパーを使用すると、数百万本の木を節約することができます。
よりグリーンな未来に移行するための簡単な方法として、木ベースの製品を麻ベースの製品に置き換えてみてください。
正しいトイレットペーパーを選ぶことは、世界を救うことになります!

※出典
https://www.intelligentliving.co/hemp-toilet-paper-could-save-the-world/





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