タイの医療関連施設で大麻入り料理の提供が始まる

大麻料理

日本では、大麻汚染が若者に蔓延しているとして取締りの強化について検討が始まっています。
しかし、逆に海外では大麻草から作られた医薬品が複数、承認され、てんかんの治療や、がんなどの痛みを抑える目的などで使われています。

タイでは昨年12月、大麻が国の麻薬リストから外され、許可があれば葉や根を食材に使用した食品の提供ができるようになりました。
チャオプラヤアバイブーベ病院の関連施設である伝統医療センターのセンター長、パカークローング・クワンカーオ医師は、大麻を食べることは伝統的タイ料理への回帰だと語っています。
同病院にあるウエルネスセンターのレストランは、1月上旬、大麻を使ったタイ料理の提供を始めました。

大麻
料理に使用する大麻を確認する職員。タイ・プラーチーンブリーにあるチャオプラヤアバイブーベ病院提供

精神作用のあるテトラヒドロカンナビノール(THC)の過剰摂取を避けるため、このレストランでは1人あたり5枚までと決めています。
また、妊娠中の女性や特定の疾患を抱える人は大麻入りメニューを避けるよう注意を促しています。
クワンカーオ氏は、それ以外の客に対しては、「少量の摂取は気分や集中力、さらには創造力も向上させることができることが最近の研究で分かっている」と話しています。

大麻料理
チャオプラヤアバイブーベ病院のレストランで提供される大麻料理と材料

大麻の葉の揚げ物、大麻の芽を散らしたスープ、サラダ、──大麻を使った料理の提供を始めた病院のレストランには好奇心旺盛な客が詰めかけています。

大麻料理
チャオプラヤアバイブーベ病院のレストランで大麻料理を楽しむ人々

出典: AFPBB News
https://www.afpbb.com/articles/-/3328209
写真 Lillian SUWANRUMPHA / AFP

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