縄文土器に魅了され大麻所持で逮捕された陶芸家 裁判で異例の行動

大麻裁判

「なぜ、大麻を持っていただけで、刑罰を科されなければならないのか?」
大麻取締法違反の疑いで逮捕・起訴された陶芸家の男性が、刑事裁判で「異例」の行動に出た。男性は、罪を認めるか否かを保留し、逆に裁判所に問いを投げかけ、法廷をざわつかせている。

縄文時代の土器には、縄の道具(縄文原体)が使われた形跡がある。
大藪さんは15年以上かけて、この縄の道具の素材を研究。行き着いた答えは「大麻」(精麻)だった。実際に道具として使ってみると、使い勝手のよさや耐久性も感じられたという。
事件が起きたのは陶芸イベントを終えた翌朝、2021年8月8日のことだ。

魅力を感じたのは「道具」としてだけではない。
軽度のパニック障害がある大藪さんは、かつてイギリスで暮らしていたころ、まわりに勧められて大麻を喫煙し、症状が落ち着くことを実感した。
イギリスでも大麻の所持は違法ではあるが、逮捕されることはなく、喫煙している人は珍しくなかった。

「ルールを破ったことは反省しています。しかし、私は植物片を持っていただけで、具体的な被害者はいません。正直なところ、逮捕・起訴され、さらなる刑罰を受けるほどの『重罪』なのか?という疑問があります。」

出典: 弁護士ドットコムニュース (2022年3月23日)



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