高齢者が主役になれる新しいコミュニティーづくりを

シニア村



稲作共同体の伝統があった昔の日本では、無一文になったとしても共同体内の助け合いによって何とか生活していくことができました。
今はそのような人間関係はほとんど無くなり代替機能として社会福祉制度があるわけですが、制度としての生活保護は非常に事務的であり「生かさず殺さず」に近いものがあって、昔の共同体のように血の通ったものとは言えません。

超高齢化社会に突入している日本。しかし、高齢者と言われる年代の人のたちの中には元気で体力のある人もたくさんおります。
まだ体力があって働きたいと思っていても、年齢が障害となって満足な収入を得られる仕事にありつけない人が多いのが現実です。年金も受給金額が少なくなってきています。

そこで、高齢者が主役となれる新しいコミュニティーの形をイメージしてみました。

どこかに広い土地を確保して、高齢者村を作ります。
それは老人ホームのように高齢者をひとつの施設の中で軟禁状態にするものではなく、ひとりひとりが個性を生かして文化的に生活できる共同体。働きたい人には仕事も与えるというものです。

ここでは「自立」と「助け合い」がテーマです。

身体の弱い高齢者には介護を付けますが、老老介護があって良いと思います。
介護士として働きたいと思っている村民がいれば、ホームヘルパーの仕事をしていただきます。健康な高齢者が身体の弱い高齢者を支えるのです。

村民の中に農業経験のある人がいれば農場を作っても良いし、調理師や書道、生け花、ダンスなどの技能を持っている人がいればカルチャースクールを作っても良い。バーのママだった人がいれば社交場を作れば良いでしょう。

もちろんそれは閉ざされた村ではなく、外から一般の人たちも自由に出入りのできる場にして、村内で生産できる商品があればそれを販売して村の運営資金に充てるのです。
村民会議で何か面白いアイデアが生まれれば、この村を観光地化して村の経済を潤わせましょう。

人は生き甲斐を失ったときに認知症になりやすいのです。
この村は、いくら歳を重ねても生き甲斐を失わずに生きることができるユートピアです。

(編集室)

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