女神ムーブメントが起きている理由

女神

私が様々なコミュニティに参加して感じていることがあります。それは、現代日本の女性たちは、かなりの割合で何らかの精神的な問題を抱えているということです。
特に多いのがやはり家族の問題で、配偶者や子供、自分の親との関係などに悩みを抱えています。過去のトラウマなどもあります。


よく欧米の人たちから、古い日本の文化は男尊女卑だったと言われます。しかし、実際にはそうではありませんでした。
戦前の日本は、男女の役割分担が明確でした。外へ出て戦ってくるのが男性で、地域のコミュニティを守り家族の絆をしっかりと守るのが女性の役割でした。
ところが戦後は日本の社会が欧米化されてきて、男女平等の名の元に女性が男性と同じ仕事をするようになりました。そのために男性と女性の区別がはっきりしなくなってきました。

中には少数のたくましい女性たちもいますが、多くの場合、もともと男性同士が戦っていた世界に女性が入り込んでもなかなか優位に立つことは出来ません。
このような社会構造の変化によって、昔と比べて現代の女性たちの存在感はどんどん薄くなってしまったのです。
夫が自分の価値を認めてくれない、好きな事をさせてくれない、DVであるなどの問題で悩む女性が増えてきた原因は、女性たちが男性たちから見下されてしまっているためです。


ベトナム戦争当時、精神の自由と世界平和を訴えて元兵士などが立ち上がって起こしたのがヒッピー・ムーブメントでした。
世の中を変えていこうという動きでしたが、ヒッピーたちのエネルギーは男性性でした。
彼らには反体制的な思想が強かったり、地域社会とうまく融和できなかったり、麻薬を使用したりといったネガティブな側面があって、そういうことが世間に受入れられなかったことも原因となりこのムーブメントは衰退していきました。

それに対して現代に誕生しているムーブメントが音楽や美術を伴ったり“女神”や“天使”といった代名詞が使われることの多い新・スピリチュアルであり、このエネルギーは女性性です。
それは、女性の役割が不明確になり女性の存在感が薄くなってきた現代社会の中で、女性たちが再びアイデンティティーを取り戻すためのムーブメントであると思います。
深い意識レベルでの生き方を学び合いながら、優美な歌や踊り、楽器などを伴うことも多い彼女らの活動は、彼女らの魂の衝動から発しているものでしょう。
ヒッピー・ムーブメントに対して、私はこれを女神ムーブメントと呼びたいと思います。


男性性であるヒッピーが癒されて覚醒した時にはスティーブ・ジョブズのような大実業家が誕生し、物質界の発展に寄与します。
女性性である女神たちが癒されて覚醒した時には非物質界が発展するのでしょう。しかし、女性性はまだ癒されていません。

女神たちの活動には先生と生徒といった上下関係が無く、ピラミッド型の組織もありません。それらは自発的で個々にオリジナルなものです。
男性たちから見たら、そのような彼女らの活動に不快感を覚えることもあるでしょう。しかし、最終的にはそのような動きよって男女が真の意味で協力し合える地上の楽園が完成するのだろうと思います。

社会から距離を置くことで完結してしまうヒッピーたちと違う点は、女神たちは横の繋がりを広げようとすることです。
インターネットという技術を開発したのは主に男性たちですが、インターネットにインナーネットを繋げることが出来、インターネットを世界平和を達成するためのツールとしてうまく活用していけるのは女性たちでしょう。

(2018.3.20 HempStyle 編集長 やしろたかひろ)



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