大麻(ヘンプ) は麻薬ではありません。多くの健康効果が期待されているハーブです。

医療用大麻討論 福田一典、長尾たかしほか -ヘンプでエコロジー生活「アサノハ」

医療用大麻討論 福田一典、長尾たかしほか

喘息、不眠、食欲低下、鬱病、緑内障、癌、多発性硬化症、認知症、ALS、パーキンソン病、てんかん…
医療用大麻


古くから様々な病気の治療薬として漢方で用いられ、副作用の少ない大麻が今世界中で注目されています。
YouTubeチャンネル「文化人放送局」に銀座東京クリニック院長・福田一典氏が招かれ、医療用大麻について討論会がありました。
福田一典氏は、癌の漢方治療と補完代替医療を専門とする医師です。
このページでは、その放送内容を一部抜粋して編集しました。

【出演者】
・生田よしかつ(豊洲マグロ仲卸三代目)
・長尾たかし(衆議院議員 自由民主党)
・中川コージ(戦略科学者)
・福田カレン(通翻訳者、フルーツオブエデン主宰)
・福田一典(銀座東京クリニック院長)


前半 (2019.12.19 公開)

 

長尾たかし(衆議院議員 自由民主党):

国会図書館で戦前の大麻の文化についていろいろと調べてみた。大麻は縄文時代から米が入る以前に入っていた。万葉集にも出てきている。
大麻と言う言葉には4つの意味がある。ひとつは、伊勢神宮のお札の呼称。もうひとつは、幣(ぬさ)。もうひとつは、繊維としての大麻。4つめが薬としての大麻。
4番目が禁止されているわけで、それ以外の3つは日本の古来からの文化に根付いていた。
アメリカの進駐軍(GHQ)が大麻を吸引する文化を持ってくるまで、戦前までの日本には吸引する文化というのは無かった。


福田一典(銀座東京クリニック院長):

今年、大嘗祭があり、あのときに天皇陛下がお供えするものの中に大麻の反物があった。
縄文土器の縄文というのは麻縄で模様をつけたもの。稲作が始まる前から日本人は大麻を利用してきた。
それは、紐を作ったり、栄養源にもなる。娯楽用の大麻と言うのは西洋からきたものであって、日本の大麻は農産物だった。
繊維になったり、種(麻の実)は栄養源になり七味唐辛子にも入っている。
神道の関連から注連縄(しめなわ)にも使われ、日本文化の中で大麻は切っても切り離せないものだった。
神道の関連もあるし、化学繊維など石油関連の産業の邪魔になるということで、GHQは日本人から大麻を完全に排除したかったのだ。
しかし、日本では大麻を農産物として栽培していたので、なんとか大麻の茎から採る繊維の文化を残したいと考えた。そこで、医療用では使いませんからということで、薬効のある花と葉の使用を禁止する条文を大麻取締法に第4条を入れて全面禁止を免れたのだ。

私たちの体は数十兆個の細胞から構成される。それぞれの細胞がコミュニケートしなければいけない。その手段の中のひとつとして、内因性カンナビノイドシステムというのを体がもともと持っている。
記憶や食欲、睡眠、運動といったところでカンナビノイドシステムが働いている。例えば、苦痛を受けた時に内因性カンナビノイドが働くことによって痛みを解放できるというようなメカニズムがある。
CB1、CB2という内因性カンナビノイドの受容体(レセプター)が体の色々な組織に分布していて、そこにたまたま大麻の成分であるカンナビノイドがガチっとはまった。そこが活性化すると食欲が出たり、炎症痛みを抑えたり、鬱状態を抑えたり、睡眠の質が良くなったりする。
戦前の日本では医療用大麻が喘息や、不眠や、食欲低下などの治療に使われていた。抗炎症作用もあってリウマチの症状を抑えたり、緑内障の眼圧を下げるような効果もある。それは、内因性カンナビノイドというのが眼のところにもあるし、脳にもあるし、リンパ球などにもあるからだ。
癌(がん)治療の症例報告としては、大麻を摂って癌が消えたという報告がある。もうひとつは抗癌剤治療と併用して治療の効果を高めたという臨床試験の報告もある。

後半(2019.12.20 公開)

福田カレン(通翻訳者、フルーツオブエデン主宰) :
クリニックに患者のふりをして来る公安の人がいるのではないか、と心配されているということですが…

福田一典:
こういうことをやっているとリストアップされるみたいだ。

中川コージ(戦略科学者):
現行法があるから違法で、言葉にも気を付けなければいけないということが、議論を止めていると思う。

福田一典:
大麻取締法は人権侵害だ。人間には幸福になる権利がある。医療目的で使う事で誰にも危害を与えない。
大麻にはいろいろな薬効があって、たとえば末期癌の患者さんや、エイズの患者さんが色々な苦痛や食生活が劇的に改善されたり……、たとえ法を犯してでも使うことによって苦しみが除去できるので、親が子供のために使ったとかいうことなどがありアメリカでは広がってきた。
しかし、それに対して日本は一切ノーコメントだ。

生田よしかつ(豊洲マグロ仲卸三代目):
(福田一典氏の著書) 第2章に、大麻はタバコや酒と比べて大麻は害が少ないとある。

福田一典 :
大麻の精神依存はタバコやアルコールと比べてずっと下だ。

福田カレン :
(合法な)CBDオイルが、美容業界などで新製品ラッシュになっている。

中川コージ :
リップクリームなど、そのようなところから文化を広げていってはどうか。

長尾たかし :
認知症という切り口は今の時代で最も食いつきがいい。経済界でも認知症によってこれからの経済界にどれだけの打撃があるかかが議論されている。

福田一典 :
医療用大麻はどんな症状の緩和にも良いし、場合によってはを抑えたりする可能性もある。モルヒネと大麻を併用すると副作用が軽減され、鎮痛効果が高まるとか報告がある。
多発性硬化症という神経の難病の患者さんが大麻を使うことによって痛みが半分以下に減ったという報告もある。
大麻に薬効があることは昔から知られていて使われていたわけで、西洋医学だけではうまくいっていなてところに認知症や癌を含めて緩和ケアなどで有用性がある。それを自分のために使うということは、基本的な人権である。

生田よしかつ :
ALSは筋肉がどんどん無くなっていって、寝たきりになって動けなくなる。

福田一典 :
カンナビノイドシステムというのは神経の調節をする。記憶や認知や運動に作用するが、特に神経系の疾患に効くのでALSやパーキンソン病てんかんにも効果がある。


関連図書
医療大麻の真実 マリファナは難病を治す特効薬だった!- 銀座東京クリニック院長 福田一典著(明窓出版)

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