現代の日本にある共生コミュニティ

現代の日本は核家族化や未婚率の上昇などによる単身世帯の増加に伴って、人とのきずなが薄れ、孤立する人が増えている無縁社会であると言われています。
その中でも昔からのコミュニティがまだ残されている地域や、新しいコミュニティを創る試みなどの動きもあります。
以下に、国内の主なコミュニティの例を挙げてみたいと思います。


1. 青ヶ島の伝統的な生活共同体

青ヶ島

伊豆諸島に属する火山島、青ヶ島(東京都青ヶ島村)では古き良き日本の伝統的なコミュニティーが持続されています。
離島ならではの助け合い生活が習慣化しており、農作物や水産物を村民同士で無償で分かち合う文化が残されています。


2. エコビレッジ「木の花ファミリー」

木の花ファミリー
※参照・写真引用:木の花ファミリー ホームページ http://www.konohana-family.org/

静岡県にある木の花ファミリーでは、60名強の血縁を超えた老若男女が共同生活をしています。
循環型コミュニティーが完成された形と言って良く、ファミリーで4万5千坪強の田畑や鶏舎、養蜂場などを管理し、塩や油などどうしても自給できないもの以外は主食も副食もすべて自給自足しています。


3. 地域共同体「やねだん」

やねだん
※参照:やねだん ホームページ http://www.yanedan.com/

「やねだん」は鹿児島県鹿屋市串良町上小原にある集落の通称です。高齢化が進む集落の住民が一体となって集団営農や第六次産業を推進しています。
生き甲斐づくりと実益を兼ねた活動を実現させ、住民の自主性を引き出すことによって補助金に頼らない地域起こしを行っています。


4. シェアハウス

シェアハウス
※参照・写真引用:LIBRARY. 世界はいつも優しい  http://dilm.jp/

吉武大輔氏がプロデュースしているシェアハウスは、単に複数の人間が共同生活するものではなく、コミュニティーとしての機能が強く意識されています。
単身者の一時的な仮住まいとして構築されたシェアハウスではなく、夫婦や親子での入居もあるようです。

(編集室)