福田カレンのエネルギー栄養学

vol.4 老廃物とはエネルギーの滞りである

前回もお話しした通り、私たちの実態は肉体であると同時にエネルギーです。「body, mind, spirit」などといいますが、3つ別々に存在するという印象を与えてしまっているとしたら、いくら「ホリスティック」というような言葉を使ったとしても、やはり物質主義から抜け出せていないことになります。

私自身、アメリカとイギリスの教育機関でオルタナティブ栄養学の勉強をし、その影響でフルータリアンの食事法やジュースクレンズを日常的にするようになりましたが、身体と食事について探求を続けるうち、食事は健康の本質ではないと考えるようになりました。
肉体というのは私たちの物質的な側面を支えてくれる大切な器であることは確かですが、体内で起こる様々な反応を突き詰めると、最終的に行き付くのは「肉体というのは、感情や思考に大きな影響を受けている」ということであって、結局肉体はエネルギーなのですね。

例えば、「ストレスの多い人はビタミンCをたくさん消費する」と聞いたことのある方も多いかと思いますが、このことは、ストレスという精神的な側面が、ビタミンCという物質に直接的な影響を与えている端的な例です。
人間のしくみをエネルギーの側面まで含めて考えるなら(というか、そこまで含めた見方が本来なのですけれど)、body, mind, spirit は分けることのできない1つのもの。「同じものの、別の側面」という表現でもまだ踏み込みが足りなくて、混然一体に混じり合っている、という方が実態に近いと思います。物質と目に見えないエネルギーは、常に常に干渉し合っているのですから。

そう考えると、肉体の、物理的な「老廃物」はそのまま「エネルギーの滞り」です。「エネルギー」を、感情や思考に置き換えたなら、ダイナミックに動き続けているべき感情や思考が停滞していることでもあり、不自然な状態だということがわかります。
そして、もし感情や思考に滞り(ブロック)がなくなれば、エネルギーの循環がよくなり、その結果本来の自分とつながりやすくなったり、量子場の情報にアクセスしやすくなったりするのです。世界中の様々な宗教が、断食を修行の一部としているのにもこうした理由があるからです。

エネルギーの滞りを解消するために食事の面から働きかけようとする場合におすすめなのは、やはりフルーツやグリーンのコールドプレスジュースです。加熱せず、生のまま食べるフルーツやコールドプレスジュースには、バイオフォトンといういわば「生命エネルギー」が含まれています。

トマト
(出典:http://alldayenergydiet.com/kirlian/ 左:軽く調理したトマト、右:生のトマト)

バイオフォトンについてはまた次の機会にお話ししたいと思いますが、食べものの持つエネルギーを身体にとり入れた結果、肉体のエネルギー影響を受けるのは当然のことなのです。

今回のレシピ:フルーツサラダ
つくり方
・フルーツをたくさん食べる(穀物とお菓子は控えめに)。

フルーツサラダ

(2018.3.14 福田カレン) プロフィール