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ヘンプは菜食主義のデメリットをカバーする

野菜

近年、健康のために菜食を実践する人が増えています。
しかし、安易な菜食に陥ってしまうと、タンパク質や体内で合成できないリノール酸、体内で補酵素として重要な機能を果たすミネラルなどが不足してしまう可能性があります。
これらが不足すると体力が低下したり、鬱病や様々な疾患の原因になることがあります。
ことに現代の野菜は昔と比べて栄養価が低くなってきています。

タンパク質の補給はヘンプで

タンパク質は、筋肉や毛髪や筋肉、内臓を構成するものであり、また、代謝などの化学反応を起こさせる酵素にもなります。コラーゲン、ケラチンと言われるものもタンパク質です。
したがって、タンパク質はスポーツ関係者はもちろん、発育期の子供、そして高齢者も十分に摂取する必要があります。

菜食主義の人たちは植物からタンパク質を摂るために大豆を食べますが、大豆には逆にトリプシン・インヒビターというタンパク質の吸収を妨げる物質が含まれており、また大豆アレルギーのリスクもあります。

麻の実(ヘンプシード)には、大豆と同量のタンパク質が含まれ、なおかつタンパク質阻害成分やアレルギー物質が含まれていません。
さらに、麻の実に含まれるグロブリンとアルブミンというタンパク質は病原体に対する抗体の原料となり免疫力を上げます。さらに、これらが消化吸収を助けるため、麻の実のタンパク質は大豆に比べて体内に吸収しやすい構造になっていると言えます。
食事からとりきれないタンパク質を補うために、麻の実ナッツやヘンププロテインがおすすめです。


魚をあまり食べない人はヘンプオイルでオメガ3を補給

DPAやDHAは不足すると動脈硬化や高血圧の原因となり、老化を早めると言われています。
人間の体内で合成することができない必須脂肪酸にはリノール酸(オメガ6系)とα-リノレン酸(オメガ3系)があります。リノール酸は体内でEPAやDHAに変換されます。
リノール酸はヤシ油、ベニバナ油、ヒマワリ油、コーン油、大豆油、ゴマ油などに含まれますが、現代人はリノール酸の摂取が過剰であると言われています。リノール酸の摂取が過剰になると動脈硬化や、アレルギー疾患のリスクが高まると言われています。
一方でα-リノレン酸には、リノール酸過剰摂取の害を中和する働きがあります。
青魚にはEPAやDHAが多く含まれまれますが、菜食主義の中には魚を食べない人が多いため不足しがちになります。
植物性の食品でα-リノレン酸が多く含まれるのはエゴマ油や亜麻仁油(フラックスオイル)、麻の実油(ヘンプオイル)などです。

特に麻の実油は必須脂肪酸のバランスが良く、現代人が全般的に不足していると言われている亜鉛、鉄、マグネシウムなどのミネラルが豊富であり、天然のサプリメントと言って良いほどの食品です。
さらに、麻の実油はγ(ガンマ)リノレン酸の含有率が高いことが知られています。
γリノレン酸は母乳にも含まれる成分ですが、免疫機能を高め、アトピー性皮膚炎や炎症、乳癌、関節リウマチなど、様々な疾患に効果があると言われています。
※α-リノレン酸の弱点は加熱によって酸化しやすいことです。そのため炒め物用のオイルには向きません。