認知症の革命的治療法、リコード法とは

アルツハイマー病 真実と終焉

日本テレビ系「世界一受けたい授業」で、30年にわたりアルツハイマー病の研究を続けてきたデール・ブレデセン医師から「リコード法」と呼ばれる新たな治療法が紹介されました。これを早期に実践すれば9割の回復率があると言います。
その内容がまとめられている著書が、認知症の革命的治療プログラム、というキャッチフレーズが付けられた「アルツハイマー病 真実と終焉」です。

ブレデセン医師によると、物忘れ、うつ症状などの明確な症状が出始めた場合、その15~20年ぐらい前からアルツハイマー病の種は生まれていると言います。

今までの医学の定説ではアルツハイマー病の原因はアミロイドベータの蓄積だと言われてきましたが、彼はそれは間違いだと指摘します。
本当の原因として指摘すべきは炎症、栄養不足、毒素であり、それらの原因から脳を守るためにアミロイドベータを蓄積させているのだ主張しています。
ただし、アミロイドベータは過剰に蓄積されてしまうと逆に脳神経を破壊してしまうものでもあると付け加えています。

アルツハイマー病になる原因は36個あり、ブレデセン医師はそれらの原因を食事、睡眠、運動の改善によって除去することを勧めています。

アルツハイマー病予防に効果的な食材は以下のようなものになります。

ブロッコリー、サケ(魚)、キノコ
これらは脳のゴミであるアミロイドベータや毒素を排出してくれたり、脳の情報伝達をスムーズにしてくれる食材です。ブロッコリースプラウトもおススメです。

発酵食品
キムチや納豆などの発酵食品は、体内の菌のバランスを正常化し脳に栄養が届きやすくしてくれます。

不飽和脂肪酸
不飽和脂肪酸は、オメガ3、オメガ6、オメガ9に分類されますが、現代人にはオメガ3を多く含むオイルが推奨されます。

小麦のグルテンや乳製品に含まれるカゼインは腸が健康であればあまり気にしなくても良い食材ですが、トランス脂肪酸を含む粗悪な食べ物を摂取している人は腸壁に異常を起こしており、グルテンやカゼインが炎症やアレルギーの原因物質になるようです。

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(編集室)