タイで医療機関が大麻オイルを合法的に処方

ハービダス・メディカルセンター

医療用大麻が合法化されたタイで、初の大麻オイルの処方を行う病院「ハービダス・メディカルセンター」がバンコクに開業した。
医師は6人。いずれも高い専門性を持ち、血液検査を実施したり、カウンセリングしたりするなど患者の生活習慣の改善を指導しながら大麻オイルの処方を行う。

主にパーキンソン病やアルツハイマー病、がん患者、摂食障害の患者らが訪れている。中でも不眠症に悩んでいる人が多いという。
同病院で処方している大麻オイルは、向精神作用がないCBDオイルに向精神作用のあるTHCを10%ほど混ぜ合わせたもの。

患者には1,000バーツで販売し、患者は寝る前に処方された大麻オイルを1~2滴ほど口に含む。
不眠症に悩んでいたという60代の男性は「使用して2日後にはよく眠れるようになった」と話す。

同病院がその先に見据えるのは、ビーチやスパで大麻成分の入った製品を楽しむ「医療観光」だ。
「クリニック事業よりも大きな収益が望める」とクルアーソーポン会長は期待を語った。

出典:NNA ASIA 2022年7月28日

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